ラズパイ録画環境構築メモ
<2019/06/23>無効になっていたURL等一部修正
ラズパイでKTV-FSUSB2/V3を用いた録画環境の構成メモ
ラズパイ使っているとそこそこの頻度でぶっ壊れるため入れ直すこともままあるのでメモっておく。(実際はバックアップからロールバックすることの方が多いだろうが)
環境は
- Raspberry Pi 3 Model B
- OS:Raspbian Stretch Lite
- チューナー:KTV-FSUSB2/V3
- ICカードリーダ:ACR39-NTTCom
およそ下のリンクを参照にさせていただいた。
録画サーバ構築の前準備(Ubuntu・Debian編)、Chinachu・epgrec UNA対応 | 自分に負けないラボラトリー
その他は以前構築した際のログを参照した。
諸々の設定
パスワード等の変更後とりあえずアップデート
$ sudo apt-get update
思考停止でvim
$ sudo apt-get install vim
ntp周りを適当なサイトを参考に整える
復号ライブラリのコンパイル時等に使うツールをインストール
$ sudo apt-get install autoconf build-essential cmake curl \ git libssl-dev libtool libboost-all-dev pkg-config yasm
ドライバのインストール
$ mkdir ~/src $ cd ~/src
ICカードリーダのドライバのダウンロード&インストール
$ wget https://www.acs.com.hk/download-driver-unified/10312/ACS-Unified-PKG-Lnx-116-P.zip $ unzip ACS-Unified-PKG-Lnx-115-P.zip $ cd ACS-Unified-PKG-Lnx-115-P/acsccid_linux_bin-1.1.5/raspbian/stretch/ $ sudo dpkg -i libacsccid1_1.1.5-1~bpo9+1_armhf.deb
ICカードリーダ云々のインストール
$ sudo apt-get install pcscd pcsc-tools libpcsclite-dev
ここあたりで動作チェックをしましょう。
$ pcsc_scan
でそれっぽい文字列が出ればOK
デコードライブラリのインストール
参照先の通りに実行すれば良い
$ cd ~/src $ wget https://github.com/stz2012/libarib25/archive/master.zip $ unzip master.zip $ cd libarib25-master/ $ cmake . $ make $ sudo make install $ sudo /sbin/ldconfig
録画ツールのインストール
http://ktvwiki.22web.org/index.php?BonDriver_FSUSB2i&i=1
このリンクの一番下からダウンロードしてscpなり適当な手段でファイルをラズパイに転送する。
ビルドするのはライブラリをインストールしてからにしましょう。
インストールは先の手順を踏んでテストしてからが無難。
$ cd recfsusb2i-20160220/src/ $ make B25=1 $ sudo cp ./recfsusb2i /usr/local/bin/
デバイスの権限周りの設定
そのままだと接続したときデバイスの権限がrootにしかない。
以下のようにすると勝手にデバイスの権限を変更してくれるらしい。
よくわからないけどvideoグループに入れてあったのでそれに合わせる。
$ sudo vim /etc/udev/rules.d/91-tuner.rules
lsusbでKTV-FSUSB2/V3らしきデバイスを見つけてidを下の形に合わせる。
rulesファイルは以下の内容にする。
SUBSYSTEM=="usb", ACTION=="add", ATTRS{idVendor}=="0511", ATTRS{idProduct}=="0046", MODE="0664", GROUP="video"
必要なのかわからないけどカードリーダーの方も同様にしておく
$ sudo vim /etc/udev/rules.d/91-bcas.rules
SUBSYSTEM=="usb", ACTION=="add", ATTRS{idVendor}=="072f", ATTRS{idProduct}=="b100", MODE="0664", GROUP="video"
録画を利用したいユーザーをvideoグループにぶちこむ
$ sudo usermod -a -G video $ユーザー名
適当にデバイスを抜き差ししたり再起動かけたりして設定を反映させる。
テスト
$ recfsusb2i 22 30 test.ts
みたいなのを適当に実行。上手くいくかチェックする。
この例だと物理チャンネル22を30秒録画。
上手く行かなかったら。
ls -la /dev/bus/usb/001/00*
なりで権限周りがしっかりしているか等チェックする。
とりあえずこんな感じ。
近い内にmirakurun+chinachuを入れていきたい。
<追記>公式ドキュメントや適当なサイトを参考にしたら特に難なくインストールできたのでchinachuの導入に関しては割愛
$ sudo mirakurun config tuners
で下のように記述すれば多分動いてくれる
- name: RECFSUSB2i types: - GR command: recfsusb2i <channel> - - decoder: arib-b25-stream-test isDisabled: false